法学部3年、内野手の樋口です。
本日は南カリフォルニア大学ダウンタウンキャンパスにて国際外交学の権威で学部長のニコラス・カール教授による講義を受けました。本来なら大学院生の授業や大きな学会でしか聴けない貴重なお話をしていただき、普段の授業とは違う緊張感の中での授業でした。私たちが海を渡ってアメリカに来たこと自体がどれだけ多くのアメリカ人に日本を紹介し興味を持ってもらうきっかけとなり、彼ら彼女らの人生に影響を与えたか、若者が異国へ行くことが国と国との外交にとってどれだけ大きな意味を持っているかを教えられました。
What you do know about England, if you do not know somewhere else.
(ほかの国のことを知らずして、母国イングランドの何を知っているというのか)
これはカール教授の母国、イングランドの詩の一節だそうです。
私達は今回の研修を通じてアメリカと言う国を知ったばかりではなく、母国・日本の事を初めて知ったのかもしれません。固定観念や思い込みに囚われず、他を知り、学び、感じ、思い遣り、受け入れ理解することで、初めて本当の自分を知ることが出来るのだと学びました。
最後にカール教授はメッセージをくださりました。「外交にとって、あなた達は最高のツールを持っています。スポーツという世界共通の言語を。」
この言葉を深くかみしめて、野球人として、国際人として、そして日本人として、自分たちの可能性に挑戦し続けて行きたいと思います。