元東北楽天ゴールデンイーグルス・西谷尚徳氏ゲスト講義
平成22年11月26日(金)、「スポーツと科学」(小山啓太講師担当)のゲスト講師として、元プロ野球選手の西谷尚徳先生にご登壇していただきました。

講義に熱が入る西谷先生
西谷先生は地元埼玉の久喜市出身で、「公立魂」で有名な鷲宮高校の高野和樹監督(現・上尾高校)の厳しい指導のもと成長し、明治大学では度重なる骨折や怪我に泣かされながらも六大学で3度ベストナイン受賞。高校・大学に加え世界大学野球選手権大会でも主将を務められました。2004年のドラフト4巡目で東北楽天ゴールデンイーグルスに指名・入団(2009年まで)。2010年には育成選手として阪神タイガース入団し、先月戦力外通告。西谷先生は当初より勉学にも意欲的に取り組み、大学時代は高校教諭一種免許(国語科)も取得され、プロに入ってからも明星大学通信制大学院で教育学修士号をとっておられます。
講義では、①プロ(職人)の条件、②「学ぶ」「考える」ことの大切さ、③逆境(ピンチ)のとらえ方、を柱にして、具体的なエピソードなどをふんだんに交えながら、熱っぽく、重みのあるお話しの数々をいただきました。とくに、上記①の関連で、「礼儀とは、自分に、他人に、真正面から向き合うこと」「ケーキ屋であれプロ野球であれ何であれ、プロは感動(興奮、驚嘆、感激)を与え続けなければならない」、同じく②の関連で、「『考えるべきこと』と『考える必要のないこと』を分けろ」、③の関連で、「楽しいだけのところには運もお金も来ない」「怪我をして動けないときに何をするか?何を感じるか?何を学ぶか?――これらは成功し続けていては学べないことだ」「『チャンスはピンチ、ピンチは大ピンチ』――チャンスはピンチの姿をしてやって来、逆にこれはチャンスと思ったらピンチかもしれない」などというお言葉が印象的でした。
西谷先生は、授業後も、野球部員や一般学生からの質問攻めにも1つひとつ丁寧に、しかし熱っぽく、対応してくださいました。
授業終了時、西谷先生の高校野球部時代の1学年後輩で、本学法学部の卒業生からの、西谷先輩の思い出(主将として嫌われ役を買って出たり、高校生とは思えないリーダーシップを発揮したり、勉学でも常に学年トップだったこと)や教え(「気付く」ことの大切さ)を認めたメッセージが読み上げられた時には、先生だけでなく受講生にとっても胸が熱くなるものがありました。
西谷先生、心に響く熱いご講義をありがとうございました。先生は学生からの質問への返答として、教師やホテルマン、大学教員などを視野に入れつつ、「感動を与えるサービス」を続けていきたいとおっしゃられました。まさに先生が定義されたプロそのものです。これからもプロとしてのますますのご活躍をお祈りいたしております。
田尻賢誉『高校野球の心を求めて 公立魂~鷲宮高校野球部の挑戦』(日刊スポーツ出版社)
http://ai.nikkansports.com/archives/2008/03/post_94.html
東北楽天ゴールデンイーグルス時代のブログ
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講義後、川嶋夫妻を囲んで(左から、鈴木学部長、川嶋ご夫妻、小山講師)。


